ある女の成り上がり伝説

今から、16年前、まだ私が19歳だった頃。当時私は大学生でありながらある地方の繁華街で、今で言うサパークラブのような所でアルバイトをしていました。昼は大学か、馴染みの喫茶店に入り浸り、パチンコをしたり遊びに行ったり。遊びまわって居た訳ですが、当時はセックスがやりたい盛り。彼女が居るものの、夜な夜なナンパはするわ、お客さんとアフターしちゃうわそれはそれは酒池肉林のような生活をしておりました。そんなある日、友人と一緒に昼間にダラダラしていると友人が「今流行りのさ、テレクラ行こうぜ!」と・・私はテレクラなど行ったことが無く、当時の出会い系と言うとせいぜい伝言ダイヤルのはしりのような時だった。今でこそ、テレクラと言えば、援助交際の温床であるが当時のテレクラは、出会って結婚するカップルが何組も出るようなそんな純粋な出会いや、純粋なセックスをする為の出会いであったような気がします。そんな友人と共に、行った事の無いテレクラ○○ハウスに初めて入るとそこは異様な所だった。小さな個室に、電話機が真中にドン!と置いてあり、他には注意事項を知らしめた文章がいくつか置いてあった。不思議な場所だな・・と思いながらも、早取り制という事なので電話が鳴るのをしばし待っていた・・友人は隣の部屋らしく、慣れている彼は、さっきからバンバン電話をゲットしては、色々な話がつつぬけで聞こえてくる。彼の話を聞くと、良く寂しい人妻なんかが本当にセックスの相手を求めていて何度か会ってはセックスしてるよ!と言う事だったが・・電話が取れないことにはどうしようもない・・その内彼は「いくつか約束をしたから、ちょっと行って来るわ!」といいながら、私を置いて外に出てしまった。3時間コースの残り時間は1時間。ここでようやく一本の電話をゲットした。相手は28歳の彼と同居中の女性。最近はあまり相手にしてくれなくて寂しいとの事・・私の年齢や容姿などを話してて、段々とエロな話もするようになりフェラが好きだと言う事や、彼は下を舐めてくれないとかそんな話をしている中で、彼女から「ねぇー今から会ってセックスしようか?」「なんかムラムラしてきちゃった・・・」ホントかどうかはわからないが、WINKの一人に似ているという女性と30分後に待ち合わせをする事となった。若い私はすっかりその気になり、股間を期待で膨らませながら待ち合わせへいく気になっていた所で・・・切ったばかりの電話が鳴った。早取りの店だが、何度も呼び鈴は鳴りつづける。どうやら、みんな会話に入ってしまい、誰も取れないようだ。まだ少し時間もあるのでその電話を取った・・。電話の向こうの声は若い元気な声だった。くだらない話を一方的にするこの子は、ひとしきり話して満足したのか、私があまり会話に乗らないのが不満なのか「ねぇなんでそんな若いのにそんな所にいるの?」とどうでもいい事を聞いてきたので私「実はさ、約束してて今から会いに行くから電話切るよ!」女「えっ!待ってよ私と会おうよ!」私「いや・・だってもう約束したし」女は意地になっているかのごとく女「私の方が絶対に可愛いからさ、会おうよ」 「あんた見たいな若い男あんましいないし」「引越ししたばかりで寂しいんだ・・」「後悔させないから ねっねっ!」としつこい・・・しかし私にはWINKがセックスをさせてくれるのだ・・私「うーんだってさ・・うーん」女「いいから!絶対私のほうがいい女だってば!」やけに自信があるこの女、決してすっぽかしそうでもないし流れからいうとセックスもさせてくれそうだし・・・私「じゃあ、会おうっか・・」女「うん!じゃあ○○に7時ね!」と地方ならではの待ち合わせ場所での約束をした。女は久美と名乗り、ミニのピンクのスカートを履いているそうだ。待ち合わせ場所で待つと、すぐに久美は現れた・・・電話では同い年と言っていたが、そのホステスちっくなケバさからとても19には見えない・・どう見ても年上だが・・見える足は細く、強調している胸は大きく、顔も小さいし可愛い・・電話で散々自信ありっぽい事を言うのもうなずける美人だ・・久美はなれなれしそうに、「はじめまして〜♪、どう?私駄目?」私「いや、綺麗でびっくりした・・・」久美「また〜うまいんだから〜」  「どっか行こうよーカラオケいかない?」当時若かった私はストレートだ・・・「じゃあカラオケしにホテル行こう!」久美「ふふ、いいよー」なんだか不思議な感覚だったが、何人もナンパしてもホテルなんて行けないのに・・ここではあっさりOKだった。この出会いが、今でも続く長い長い付き合いになろうとは・・・思いもしない出会いだった・・。久美とホテルに入った私は、後ろから久美をしげしげと眺めてみた、全体的に細く、大人の女を感じさせる体の線をしている。とても同い年の女にはない色気を後姿に感じた。久美はラブホテルに慣れているのか、落ち着いていてすんなりとベッドに腰を掛けて、ニコニコしている。私は当時は若いので・・・ラブホでベッドで女が居たら、まず襲いかかるのが基本なんです。横に座り、いきなりキスをして、ベッドに押し倒します。ここまでは別に抵抗するまでもなく、久美は応じてくれます。派手なスーツの上から、胸も触ります。普通に揉んだりしますが、服の上から。服を脱がせようと、下に手を入れたり、スカートのジッパーを探しますが、久美は上手に体を入れ替えてそれ以上の事はさせてくれません。私はガツガツと何も言わずそれ以上の事をしようとするのですが・・・久美はさせてくれないのです。久美はちょっと微笑みながら「ちょっとタイム!カラオケしよう!」私はやる気満々ではあったが、久美はその気は今はないようだせめるのを止め、落ち着いた。久美は「なんか飲もうよ〜♪」と言いながら慣れた手つきでビール瓶の栓を抜き、コップを二つ出して飲み始めた。少しビールが入った久美は、電話の時からおしゃべりだったがさらに色々な事を話はじめた。とにかく、引越しをしたばかりで寂しかった事、親が再婚をした為、家出をするように家を出てきてバイトをする条件で飲み屋から家を貸与されている事。そして、驚いたのは・・・久美の年齢は17歳であった。高校を中退して、家出同然で都市部に出てきて地元の先輩を頼って、ホステスの仕事を始めたばかりと言う事年齢には驚いたが、言われてみれば、所々、幼い部分を感じないわけでもないが、17歳にしては間違いなく大人びているし世間を知っているのか頭がいい。ここで話している以上の色々な事があったのではないかと推測は出来たが、それは下世話な事だろうと思った。そして久美は「私はまだ処女なの・・・」体つきだけを見れば、本当か嘘かわからないが年齢の事など聞いた後では、それも嘘だとは思えない感じはした。私はその瞬間に、セックスをする事が遠くなったような気がして冷静になった。話を聞けば聞くほど、久美の境遇は寂しいもので確かに本人が言うように、寂しいのだろうと、思うようになった。しかし若い私はとにかくやりたい盛りなのだ・・話を聞いた後に、勢いで「よしっじゃあ俺と付き合おう!」などと言い放ち笑顔の久美にキスをした。久美は何もいうことも無く、さっきの抵抗する力は無くなり私に無抵抗に裸にされた・・・裸にした久美の体は、外見の派手なスーツに劣らないほどの綺麗な体をしていた。今思うと、年齢も嘘は無いしあの年代の高校生などを考えると、かなり早熟であった事は事実であろう。胸は程よく大きく形は綺麗で、ウエストは細く、足は長く細い。それに乳首が見事なピンク色で、当時はそれがそんなに綺麗なものだとは思わなかったのだが、今思うと綺麗だったと心から思える。綺麗な胸にむしゃぶりつき、一心不乱に愛撫をする若さの性欲ゆえの愛撫だ。久美はかすかに声を出すもののそれ以上のリアクションはない、胸をもみ舐め、十分に大きな胸を堪能した後は、愛撫を下半身に移していく。久美は濡れているかと確認するが、下の入り口からは愛液はほとんど感じる事もなく、愛撫をする。当時、やっと女の身体について少しわかりかけてきた私は他の女が感じる場所を愛撫するも、久美からの反応はあまりなかった。当時は今のように生姦などはあまり一般的ではなく程なくゴムを装着して、挿入を試みようとした。指を中に入れるような事もしなかった為、中までがどの程度濡れているかわからなかったが、とにかく私は挿入したいのだ・・・カチカチに勃起した若いペニスは、久美の入り口でスタンバイした。処女とは言っていたが、半分はまだ信じて居なかったしここでの出会いはその場限りのものだと思っていた私は久美の感情など一切考えず、腰を前に突き出した。久美はなすがままにされてはいるものの、足には力が入り挿入を協力的にむかい入れるものではなかったが力みなぎるペニスは容赦せずに、久美の入り口をこじ開けた。久美は「痛いっ!痛い!」「駄目痛いっ!」と今まで黙っていたが急に叫び出した。鬼と化している私は、お構いなく腰を前に突き出すも久美の腰は逃げるし、三センチから先には進まない・・久美は「痛い、本当に痛いから止めて!」という。嫌よ嫌よも好きのうちと言うが、本当に嫌そうで痛そうだったのでとりあえず三センチだけ進入していたペニスを抜いた。久美は「本当に処女なんだから・・痛い・・」   「私、入らないのかな・・・」本当のようだ・・久美はそのままトイレに駆け込みしばらくして戻ってきた。「ごめんね、ちょっと無理」「今度、ゆっくり試してみようよ」そんな事を言うものの、若いペニスはそそり立っているままだ私は「じゃあこれどうしよう・・」と別にほっとけば小さくなるペニスを見せて甘えてみた。久美は「うーん、じゃあお口?」私「えーしてくれるの!お願い!」と処女にフェラをしてもらう事に・・・久美はおもむろにフェラをはじめたが・・決してそのフェラは処女のものではない気持ちよさだった私「あー気持ちいい!なんでこんな上手いの?」久美「年上の彼氏にセックスさせなかったけどフェラは   させられて、もう慣れた」私「今まで何人ぐらいフェラしてるの?」久美はくわえながら「彼氏二人だけだよ・・」確かに久美がすんでいた郊外は港町で、不良や暴走族が多いところで、高校生がセックスをしていても全然違和感がない所だった。当時はそんなものであるそんな会話をしながら、若いペニスは暴発していた。しかめっ面の顔をしながら口で受け止めた久美はそのままトイレに駆け込んで、口の中の精子を処理していたようだった・・・。射精させすれば優しくなるのが当時の私・・戻ってきた久美といちゃいちゃしながらそのままその日はホテルに二人で泊まった。これが久美との初めての出会いの日であった。単純に美人でスタイルの良い久美自分が水商売のバイトをしていた為、ホステスに対しては全く抵抗感はなかった私は、久美をとりあえず遊びで付き合えればいいなぁ・・とその時は思っていた。しかし、久美はこれからも数年激動の時代を過ごす・・。この日から、数えて、久美と初めてセックスをするのは2年後の夏になるとは・・・@@ 久美との別れ @@久美とはそれから、夜の仕事が同じ繁華街であった為久美がアフターなんかを終わってからちょくちょく会ってはいた。久美の家にも何度か泊まるものの、相変わらず貫通はしていないのだ貫通させようとするものの痛がるのと、きっちりフェラで抜いてくれるので、全然嫌な気持ちはなかった。ご飯も作ってくれるし、ハタからみれば付き合っている二人にしか見えないだろうと思う。そんな日々が数ヶ月続くわけだが、私も決して久美には本気にはなっておらず。美人でスタイルが良く、この女に金をバカバカ落とす客が居るんだろうな・・と思うと、それだけで優越感があり良かったのだ。久美も全然プライベートでは男っ気がなく家に居ても電話一本掛かってこない・・・という状況だった。久美も18歳になる頃から、本格的にホステスとして頭角を表しはじめていた、見栄えが良く若い。頭も良いのでしゃべりは上手だし、それでいて軽くはないその繁華街では一目置かれるような存在になっていた。当時はバブルの全盛期、そこらじゅうにお金が落ちているような話が蔓延していた時だった事も、久美のホステスとしての風格に追い風になっていった。私は大学の卒業を控え、その地方の都市を離れる日も近づいていた。久美はお客も多く捕まえており、色々なお客の話を聞くと本当に豪気な話ばかりだった。久美がそのまま処女でいるのかどうかは、最初の時点で既に疑っていたので、私にとってもどうでも良い事だったが一緒に遊んで、一緒に寝て、フェラしてもらっていても頭の片隅に少しは気にはなっていた。久美が勤める店で、彼女は圧倒的なNO1の座を射止めていた。しかしそれは、久美なりの努力があった事は、知るものは知っていたのだった。毎日の営業の電話、一日も休まず出勤する事。同伴が無ければ、絶対遅刻をしないなど、久美なりの努力をしていたのだ。やはり容姿だけでは、ホステスとしても大成はしない。そんな久美を知る29歳のママは、久美が店から離れる事を恐れ席数18の小さなスナックのチーママを久美に任せるのだった。客あしらいも上手く、久美に聞いた話では、1000万で抱かせろという客も居たそうで、現ナマを持ってきては口説く毎日だったそうだ。そんな客にも決して最後までは付き合わないというのは、毎日一緒に居なくてもわかるほど、そこは堅かったのだ。100〜200で抱かせろという客は、星の数ほど居ると本人も何度か話をしていた。それがバブル時期の当たり前の話でもあった。久美は色が白かった、身体の血管が透き通るぐらい白い相変わらずスタイルは良く、益々女っぽくなっていた。この頃から私は、この女はもう私とは全然違うステージにいるなぁ・・と感じたものだった。要はホステスを完全に職業としてモノにしており。更に常に上を見ているのだった。収入も月に100万前後稼ぎ、ほとんどが貯金に回っている。贅沢は店で着る服ぐらいで、部屋に居るときは10代の女の子になる。一緒に海に行ったことがあった。夜に仕事をし、そのまま明け方に車で一緒に海に行き、お昼まで過ごすのだった。久美は水着にはなるものの、日には焼けたくないという事で大きなパラソルから出る事もないのだが・・・少し歩いただけで、その色の白さとスタイルの良さ男に限らず、女も周りの全員が彼女を見るのだった。帰り道で身体の砂を落とす為に、ラブホテルに入った。シャワーを浴びて、普通にセックスをするようにベッドの上で始まるが、もうこうやって付き合って数ヶ月そろそろ挿入もしたくなり、久美に本気で迫ってみた。組みも観念したのか、入れても良いという事になって挿入を試みるが、貝のように閉ざされたそこはペニスを受け付けないのだ・・・ホテルに置いてあったローションを購入し塗りたくって挿入を試みるが・・・・亀頭の先の途中までしか入らないのだ・・・・・相変わらず「痛い」「痛い」と言うのだが・・私がその地方を離れ、東京に行く日が迫って来た。久美とも最後のお別れをする事になった。その日、久美は初めて店を休み、私と一緒に一日をずーと過ごした。久美「今日が最後だねー」  「今日は全部おごるから贅沢しよう!」今までは、久美の金を一度も遣わせた事が無かったそれは久美が私を立ててくれていた事や、彼女がお金を貯めていたのを知っていたので、久美に一銭たりとも一緒に居る時は金を遣わせなかったのだ。久美は街一番の高級焼肉屋で、特上の肉だけを頼みしこたま酒を飲んだ。繁華街をうろつくと、お互いの客に見つかる為繁華街から離れた、バーでさらに飲み久美が取ってくれた、ホテルのスィートルームに行った。久美は涙を流しながら「今日まで私が生きてこれたのはあなたのおかげ」「私はあの日あなたに会わなければ、自分で死のうと思っていたの」「寂しくて寂しくて気が狂いそうだった・・」「どうなっても良いから誰かと一緒に居たかったの」「でもあなたでよかった・・・」と。久美の境遇は以前にも話したが、家出をしたきっかけは母と再婚した男とその息子に、かわるがわる母が居ない時に胸を触られ、風呂を覗かれ、父親にはフェラをさせられていたという事を初めて話してくれた・・・そう言いながら久美は涙を流し、化粧がぐちゃぐちゃになった顔を私の胸にうずめ、いつしか泣き声が寝息に変わった・・。この日、初めて久美の本心に触れたような気がした。そして、それは初めて久美が私に心を許した瞬間だった。翌朝久美は「昨日は変な話してごめんね・・・」「私たちっていい関係だったでしょ?」「お互い若いのに大人の付き合いだったよね・・」「本当にありがとう・・」そう言って、寝起きの腫れぼったい目をさらに腫らした。その日はチェックインまでずーと抱き合い別れた。別れ際久美は「また会おうね、いつでもこの街に来たら」「どんな時でもあなたを私の家に泊めるわ」「なにがあってもよ、約束するから」「私の家族になってね・・・」そう言って人前で長いキスをした。こうして、この街と久美とのお別れをした。久美とは最後の最後までセックスをしなかった・・でもそれ以上の濃密な時間を過ごしたと今も思う。実は、久美は約束を今でも守っている。私がこの街を訪れた時は、必ず時間を作り私と一緒にその夜を過ごす。どんなにそばで携帯電話が鳴っていても私と居る時は出る事もしないのだ。この時、久美が18歳私が22歳の時だった。この日が二人の本当の旅立ちだった。