中学のとき。

なぜそういう話になったのかは忘れたが、休み時間にクラスの男Yと女Tと女Aと俺の4人でエロ話になった。話の内容は、いつ頃からオナっているのかとか、やり方はどのように知ったのか、とか、告白系だった。童貞厨としてはそんな話しているだけでもギンギン。こちらも告白したので、Yと俺は女にも告白させた。女もオナているんだ、と知り、その場ではなぜか「やりたい」という気持ちより、「おかずになりたい」という頓珍漢な欲望が沸いた。男はアイドル/エロ本/クラスの美人なんかをオカズにするが、女は何を想像するのだろう。きいてみたら「いろいろだよ」ときわめて曖昧な返事だった。休み時間は10分。短かった。だが、Tが「またエッチな話しようね」と言って終了になった。Tは不良の先輩とつきあっているので知られていたし、好みではなかったが、Aは好きなタイプだった。頓珍漢な欲望を持っていた俺に次の休み時間、Yが言った。「話すだけじゃなくてやりたいな。」童貞厨としては女が自分の体に触れることさえ想像できなかった。だがYの一言が俺を目覚めさした。俺は都内の中学だし、下校の後、クラスの誰かに道で会うということは少ない。だが、その日はなぜか、Aにばったり出くわした。反応に困ったが、普段から普通に会話しているので話しかけないのもおかしい。家は離れているが途中までは同じ方向なので、たわいもないことを言い合いながら帰った。正直、エロ話したかったが、二人きりでどう切り出していいかも解らなかったし、時折、二人の間に変な空気が流れる。Aの家の近くまで来た。エロ話を切り出せなかった俺は残念だったような、堅苦しさから解放されるような、複雑な心境だった。角を曲がり、数十メートル行くとAの家の筈だ。正直、クラスメートの家の正確な位置を把握していなかった。「じゃあまた明日」と言おうと思った。だがAは立ち止まり、話し始めた。しかし、もともと盛り上がっていた話のネタがある訳ではないので再び変な空気が流れだした。しかも歩いている最中に流れる変な空気と立ち止まっているときに流れる変な空気とでは重みが違う。プレッシャーに負けた俺は「今日の休み時間、すごいビックリした」と口にした。Aは少し驚いたような、それでいてほっとしたような表情をして俺をみた。Aはその話題には直接触れないで「もう少し歩こうか」と言った。そして「荷物を置くから」と言って自宅に行った。俺も一緒にAの家まで行った。「Mの荷物も私の部屋に置いておく?」ときくので一緒にAの部屋まで行った。はじめて入る女の部屋だった。室内はきれいに整理されていた。Aは帰国子女でそれまでの人生の半分以上をアメリカで過ごしていた。そのため、部屋の本棚や壁には多くの横文字が散らばっていた。それに興味を持った俺はいろいろとアメリカのことをAにきいた。なんせ俺は飛行機に乗ったことがなかったし、本州を離れたこともなかった。Aはいろいろ俺にきかせてくれた。俺は学科としては英語が好きだったのでAの見事な発音に圧倒された。Aは日本語のほうが苦手なくらいだ。俺は散歩に出るのに邪魔になる荷物を置きに来ただけだと思っていたので、外に出るタイミングを見計らっていた。アメリカというか、英語には「ただいま」という挨拶がない。I'mhomeというけど、日本語の「ただいま」とは違う、という話をしていたときに、ふと気づいた。Aの家の人がいない。Aは鍵をあけて入ったし、「ただいま」も言っていない。「何か飲み物持ってくるね」とAが言い出した。俺は淡い期待と、とてつもないプレシャー/不安感から逃げ出したくなった。Aは部屋を出て行った。「飲み物を持って来る」ということは荷物を置きに来ただけでは無いということは中学生の脳みそでも理解出来た。どうするとかっこいいか、なんて考えて、タンスに手を伸ばしたい衝動にも駆られたが、男らしくあぐらをかいて待つことにした。待っている間、パニック状態であったが、「学校では教えてくれない英語」について聞いてみると、もしかしたらそういう方向に話が進むかと思っていた。Aはコーラのボトルとコップを二つ持って戻って来た。こういうところにもなぜかアメリカを感じた。季節は上着を着ていたので暑い季節ではなかった。それでもコップには氷が入っていた。Aがコーラを注ぐと氷に亀裂が入る音がした。静かな家でその音が気になった。当時は中学三年だった。中学生の英単語数なんてのは少ない。「ペニス」とかもおそらく知らない単語だったと思う。いきなりkissとかsexとかわずかに知っているエロ単語なぞ、口にするすべも無い。どのように切り出せばいいのか途方に暮れた俺は思い切って「学校で教えてくれないような英語教えて」と言ってみた。Aは俺の作戦を知ってかしらずか、いわゆるスラングとか気の利いた言い回しみたいのを教えてくれた。Aは学校では英語を話したがらない。英語の教師に「見本」として指名されて教科書を朗読する時以外、英語は使わない。それもあんまりやりたくないようだった。そのAがためらず俺の前でいろいろ教えてくれるのは心地よい思いがした。やはり男のほうがもう少し直接的な言い方をしないとならない、というエロい義務感が生まれて来た。「休み時間のことだけど」と言ってみた。部屋に入れておいて、この話題をふったところで、急に嫌われたりすることは無いであろう、という自信もあった。部屋の時間が急に遅くなる感じがした。A「他のコともああいう話するの?」そんな分けない。俺は動揺して必死に否定した。Aだから、って訳ではない。ただ単にそういう機会が無かっただけだ。否定しながらパニック状態に陥ってしまい、その場から逃げたくなったが、こんな尻切れトンボで会話に幕も降ろせない。仕方ないので「あの話の続きしよう」と誘ってみた。「いいけど、何知りたいの」がAの返事だった。ここいらの正確な言い回しは記憶違いがあるとおもうが、Aはとにかくそういうことを言った。アメリカや英語のことで、俺が質問してAが答える、という形式の流れをそのままエロ話にも適用する、という暗黙の了解があった。知りたいことは沢山ある。よくアメリカなんかではキスは挨拶というじゃないか。それは本当か、Aもそれでやったことあるのか、とかきいてみた。キスは挨拶というのは言い過ぎらしく、唇にはしないし、Aはキスしたこと無いらしかった。なんとなくぼやかして答えられたのでよくわからなかった。「一人でするのって気持ちいい?どんな感じがするの?」というのが俺の次の質問。昼間に「一人でオナる」というのを聞いていたからだ。この質問する際、緊張してのどが乾き、言葉が引っかかるような気がした。コーラを口にし、カッコつけて言ってみた。「一人でするのって気持ちいい?どんな感じがするの?」なんてのは愚問だった。なぜなら、俺もオナるがそのときの気持ちの良さを言葉で表すことなんてできない。Aも答えられなかった。次には「週に何回くらい?」ときこうと思ったが、Aの反撃をくらった。「Mは週に何回くらいするの?」質問する側はいいが、答える側は非常に恥ずかしいことを改めて認識した。質問者の方が興奮度が高いことも解った。俺はしどろもどろになった。だが、こちらが嘘をつくとあちらも嘘を言うのではないか、という根拠のない理屈から正直に言った。「毎日寝る前にしている」Aは俺の返事に驚いたようだった。正確にいうと、調子のいいときは二回する日もあったが流石にそれは言わなくても嘘にはならないので言わなかった。Aはしきりに、「男の人ってみんなそんなにするのか?どんな気持ちか?」きいた。性欲より恥ずかしさが先に立ってしまい、俺ははっきり言って帰りたくなった。Aの質問だった。「何を考えながらするの?」俺はその頃人気だったアイドルとか、恥ずかしながらそういう系統の雑誌なんかの話もした。「他には?クラスの女の子とかは?」これは鋭利な刃物のように鋭い質問だった。ありがちだが、クラスには3-4人の可愛い子がいて、そのなかにAも入っている。その中で俺が本当に好きな子がいたが、それはAではなかった。しかし厨房の妄想というのは、倫理とか恋愛観とは全く別物であり、アイドルやエロ本以外にその3-4人の可愛い子たちもローテーションに入っていた。おれは具体的な名前を挙げずに言った。「そうすることもある」返事になっていないが、これが精一杯だった。そんな俺にAは追い打ちをかけた。「私は?」正直に言うと、こんなのが質問に出てくると思わなかった。俺はビビってしまい、火事場の馬鹿力のごとく、Aの目を見ながら言った。「勿論、あるよ。Aは可愛いし。」手足がしびれそうになるくらい恥ずかしく、しかも部屋に沈黙が流れた。俺は自分の言ったことの後処理に困った。目をそらす訳にもいかず、数秒が流れた。途方に暮れた俺はAの両肩に手を置いてみた。Aは抵抗しない。今ならこれがOKのサインだと解釈できるが、なんせ厨なもんで、次に何をしたらいいか解らなかった。とりあえず、体を離しているのもおかしいので抱きついて、Aの耳元で言ってみた。「挨拶のキスって口にしないのならどこにするの?」急に大人びた台詞だが、性欲を大脳エネルギーに変換して、さらに抱きついて反抗されなかったことでこちらにも余裕ができた。Aは俺の頬に唇を軽くつけてチュッとやった。そのあと反対の頬と頬をつけて、またチュッとやった。この過程で、Aの顔が俺の顔の前を横切った。そういう外国式の挨拶キッスを知らない俺はその瞬間にキスしそうになった。俺はあぐらをかいていたので、目の前に座っていたAに抱きついて引き寄せた際、Aはかなり無理な体勢をとることになった。まずは楽な姿勢にしないとならない、と思い、Aのぬくもりを感じながらAの部屋を見回してみた。ベットがあった。しかしそれは滅相も無い。最後までいってしまうのは当時クラス一憧れていたあの子に申し訳ないような気もしたし、恐怖心もあった。なにせまだキスしたことも無い。スケベ心をさらけ出すのにも抵抗があった。もう一つ、二人掛けの小さなソファがあった。ここならスケベ心を完全には露出しないのではないかと思った。「椅子に座ろう」俺はそうAに告げると、ちょっと無理な体勢からAを抱き起こし、椅子に座らせた。「暑いから」と本当とは違う理由で上着も脱いだ。つられたのか、Aも上着を脱いだ。それまで次のステップを考えていたが、その辺りからどこまでヤルか、が俺の中で問題になっていた。初めてこういうことして、いきなりというのはやはりいけないことのように思える。でもキスはしたくてしょうがなかった。女の胸はどれくらい柔らかいのか常々疑問だった俺は、胸にも触りたかった。その流れでもう少し脱がしたかった。知っている知識を総動員して、Aの髪をなで、そのまま抱きつき、首筋、耳、頬、目、鼻と顔の各パーツに唇をつけた。そして、唇をAの唇に重ねた。初キスはイチゴの味、なんてのを信じていた乙女チックな俺は、何の味もしないのに驚いた。強いて言えばコーラの臭いが残っていたくらいだ。はじめはおそらく歯があたるくらいの下手糞なキスだっただろう。少しずつ冷静さをとり戻し、俺の唇でAの唇をなぞってみたりした。「もう大きくなったりしているの?」Aは蚊の鳴くような声でささやいた。なっていない筈はないが、どうにも返事のしようがなかった。「うん?ちょっとね、だってAが可愛いし。」ちょっとどころか、パンツを濡らすくらいに先走っていた。ここであちらのペースに持ち込まれたら、オッパイが見られずじまいになるかもしれない。変な恐怖心に突き動かされた俺は、おそるおそる、Aの胸に手を伸ばしてみた。Aは少し驚いたように、ビクっとした。Aの胸は驚くほど柔らかかった。緊張で、というより、どのくらいの力をくわえていいのかも解っていなかったので、赤ん坊の頭をなでるかのごとく、柔らかいタッチだったが、それでも柔らかさがブラとシャツを通して伝わって来た。軽くもんでみた。Aは俺の耳元で話し声とは違う音を出した。「hmmm...」思い切って、Aのシャツのボタンをいくつかはずし、そこから手を入れてみた。時折キスをしたりしながら、隙をみて目線を下に落としてみた。Aのブラは非常にシンプルなものだった。中三ともなるとある程度熟していた。Aもおそらくは平均以上の大きさだっただろうが、そんなこと考える余裕は無かった。ブラの上から揉む。次第になれて来て、もう片方の手ではシャツの上からもう一方の胸をもんだ。こうなったら、直に触りたい。出来れば舐めてみたい。調子に乗った俺は少し力を入れすぎた。「少し痛い」Aは軽く身をひいた。俺は驚いてあやまった。これで終わりになってしまってはどうしていいか解らん。「今度はMの番ね」それまで攻めている俺の方が「番」を持っていると思っていたのだが、違ったらしい。「俺の番」だとして何をしたらいいのか分からなかったが、Aはまた小声で言った。「見せてほしい」当時、トランクス派の俺の心配は今日は変なパンツをはいていないか、ということになった。とりあえず、ベルトを緩め、トランクスを出した俺はトランクスの柄より重大な問題があることに気づいた。パンツが濡れている。「もう出ちゃったの?」これは違うんだ、いったわけじゃなくて、こういうのが出るもんなんだ、と必死に説明した。かなり滑稽だったと思う。「どうなっているのか見たい」それはちょっと、と思ったが、シャツとパンツだけになっているのにチンコ出すのはだめという理屈も通らない。パンツを降ろしてシャツだけ着ているなんてのは間抜けな格好だ。上半身も下半身も裸になって靴下はいていても間抜け、俺だけ全裸でAが乱れた制服を着ているのもおかしい。俺はとりあえずシャツを脱いだ。「Aもこれ脱ぎなよ」俺はAのシャツの残りのボタンをはずした。人のシャツのボタンというのは意外とはずしづらく、手間取った。Aが手伝いはじめ、童貞の分際で慣れているフリをしたかった俺は少しはずかしかった。Aの上半身はブラだけになった。肌の上にくっきり浮き出た白いブラは新鮮な構図でありエロチックというより、純粋に美しいと思った。俺がパンツを降ろすならAがブラをとらないといけない、というような交換条件があるような気がした。「これ脱ぐから、Aはブラとってくれる?」思い切って言ってみた。ここまできて、急に怒りだしたりしないだろうし、少し余裕が出て来た気がした。okの返事をもらうと、俺はパンツをとった。Aは新種の生き物でも発見したかのように、固唾を飲んで出て来たものを見つめた。「大きくなるとこんなに上むくんだ」中学の頃は勃起すると腹につくくらいに上を向いていた。その日は昼間からの刺激もあったし、もうこれ以上無いくらいに膨張していた。俺は急に恥ずかしくなり、Aに抱きついた。勃起しているものと顔を見比べられたら恥ずかしいような気がしたため、抱きついて顔を見られないようにするためだった。Aは言った。「思ってたのと全然違う。」約束なのでAは自分でブラをはずした。俺がはずしたかったが、フックがどのような構造になっているかも知らなかった。Aの胸が目に入ったのは一瞬だけ。Aも俺に抱きついてきた。柔らかい胸の感触が心地いい。座りながら二人でかなり無理な体勢だったので、Aを抱きしめたまま立ち上がってみた。俺の意識は腹の上に感じるAの胸の感触とAのスカートにあたる固いものに集中した。「初めてこういうことするのがMでよかった」Aは言った。俺は思いを寄せていたコのことはすっかり忘れ、「A可愛いね」と言った。俺はAの胸に手をやった。Aはおそるおそる俺の固いモノに手を伸ばして来た。Aの手が固いモノに届くと、俺は他のことが出来なくなった。他人に触られるのは不思議な感触であり、同級生に触られるという状況はいいが、自分で触るのとは違い、ツボを得ていない。それでも俺のモノは俺の意思に関係なく勝手にギンギンと動いた。「動くんだ」Aは驚いたが、あまり勝手に動く愚息に、俺も驚いた。「やっているところ見せて」Aの胸をオカズにすれば15秒くらいでイク自信があった。しかし折角の機会にオナニーショーではもったいない。かといって最後までやる勇気もなければ唐突のことだし、ゴムなんてモノも持っていない。というか、そもそもそんなもの所有していなかった。「どうやるか教えるから、Aがやって」これは自分でも妙案だと思った。そもそもオナの告白系のエロ話からこういう展開になったので、何らかの形で俺がイクところを見られるのは自然な成り行きだった。Aは「いいけど、わからないな」とか言った。俺はAの手を取ってモノのしごき方を教えた。無茶苦茶、恥ずかしい気もした。それより問題なのは、痛かったことだ。自分の手ほどツボを心得ているものはない、と思った。なんせ初めての中学生がやっても上手くしごけるハズが無い。Aは懸命にやってくれたが、Aに申し訳ない気持ちもあり、イクどころではない。静かな部屋で時間が経つ。すると余計に焦る。このままではいつまでたってもイクことは出来ない。そう考えた俺は他の行動に移ることを考えた。「A、ちょっと」手コキを中断させるのに直接的な言い方をせず、俺の方がAを触りたい、ということにした。Aのことを気遣っていたのだ。俺は立ち上がり、Aの前に膝をついた。「汚すといけないから」とかいい加減な理由を付けてスカートを脱がした。Aの下着はブラと同様、非常にシンプルなデザインだった。お揃いのものだったのかも知れない。勢い余って、パンツも脱がそうとしたが、Aが止めた。「明るいから恥ずかしい。今度暗いところで。」俺は女性器がどのようになっているのか知りたかったので残念だったが、「今度」があることに果てしない喜びを感じだ。あちらは女の子だ。無理はいけない。俺はAにキスをすると、一目散に胸を攻めた。あの柔らかい膨らみはいくら触っても驚きだった。Aの胸の前に自分の顔を持って行き、乳首を口に含んでみた。これも初キスの味と同様、厨房の妄想で何らかの甘い味がするのではないか、と考えていたので、無味無臭なのには驚いた。正確に言うと味はわずかに塩っぱかった。汗のせいだろうか。それにしても口の中に含む乳首はなんと柔らかく、官能的なのか。ラジオの深夜放送かなんかで、歯をたててはいけない、と聞いたことがあるので、それだけに注意しながら休むこと無く乳首をなめ、口に含み、手でもみ、を繰り返した。Aの反応も新鮮な感動だった。Aは最初、じっとこらえていたが、俺が「気持ちいい?」と尋ねると「うん」と答え、その答えが口火になって喘ぎ始めた。今なら、男でも乳首を舐められると気持ちいいというのは分かる。当時は乳首が感じるのは女だけだと信じていた。Aの声は俺をいっそう発情させた。俺の方もなんだか我慢が出来なくなってきた。どうしても出したい。ただ、もう一度Aにしごいてもらっても出せるか、自信が無かった。Aがおそらく見ていないだろうことをいいことに、俺はAの乳首を舐めながら自分でしごいた。オカズとしては最上級だった。一分もしない間に、俺は絶頂のゴールが見えて来た。急いでAに言った。「もう一度、さっきみたいにしてくれる?」返事を待つ余裕のない俺はAの手をとって愚息にあてがった。Aが手を動かし始めると今度は3こすりくらいで絶頂がやってきた。出た。Aが椅子に座っていて、俺はその前に立っていた。当然、Aにかかった。量も半端じゃなかった。ドクドクと10秒くらい出続けたような気がした。Aは驚いて言った。「熱い。」俺は精液を自分の体にかけたこと無いし、熱く感じるということを知らなかった。Aに「熱いって?」とか間抜けなことをきいてしまい、Aが説明してくれた。Aにかけてしまったことを申し訳なく思い、Aに言われるまま、ティッシュの箱をとりAに渡した。Aの体にかかったのを拭くのは悪いことのような気がしたので、床にこぼしてしまった分を拭き取った。若いので一度出したくらいではしぼまない。以前、上を向いたままである。だがパンツ一枚はいているAに対し、真っ裸なのが恥ずかしくなった。射精まで見られておいて恥ずかしいもあったもんではないが。初めての交際は「どうしたら嫌われないで済むか」を考えている人が多いと思う。射精後、急に服を着ても利己的と受け止められるかも知れないのでAに抱きついて、言った。「またやろうね」ひどくスケベな台詞だが、なぜかロマンチックだと信じていた。Aに服をわたし、自分も服を着た。Aは着替えているのを見られるのがいやならしく、「向こうむいていて」と言われた。女の子がブラをするシーンに興味があった俺は残念だった。Aは私服を着た。「Mを送って行く」と言われても女の子が男を送るのはおかしいと思った。それとAと一緒のところを他の同級生に見られてもいけない。Aの家の近くの角まで、ということにして俺たちはAの家を出た。「また明日学校でね」明日あえるのでも別れは切ない。Aは涙目だった。俺は道すがら、いろいろなことを考えた。今日あったことを復唱し、今後のオカズ用に脳みそに叩き込んだ。憧れていたあの子のことも考えた。でもあの子もAと同じように柔らかい胸を持っているんだろう、とか、Aを通してしかあの子のことを考えられない。何より心配だったのは、明日学校に行ったら、急にAがよそよそしくなっていないか、ということだった。不安と俺は昨日までの俺とは違うという喜びと、これからおそらくAとの間に起こるであろうことに対する期待で胸がはち切れそうだった。「順番が逆になっちゃったけど、今度はちゃんとデートしたいな」なんて、中学生っぽいことも考えた。いつもより2時間近く帰宅が遅れたが、男友達の名前をあげてごまかした。夜にはAの体を思い出し、幾度もオナって寝た。翌日、ドキドキしながら教室につくと、Aは既に来ていた。周りの目もあるのであからさまに挨拶も出来ない。俺がAの方を見ると、一瞬だけAがニッコリ笑った。それだけで通じたような気がした。当時は携帯なんてモノは無い。どのようにしてコンタクトをとるかが難問だった。校内でクラスメートと話をすることがこれほど難しいとは思っていなかった。おまけに俺の席はAより前で、授業中ずっとAに見られているような気がした。俺の中では昨日まであれほど恋いこがれていたあの子の存在が薄れた。その子は確かに可愛いのだが、俺は自分の愛撫で感じてくれたAがよかった。というよりAの存在が大きくなった。起きている間はずっとAのことを考えていたのだから当たり前だが。休み時間にAが俺の机の横を通った。「昨日の放課後あった場所で、放課後(3:30)に。OK?」という丸めたメモを俺の机の上に置いていった。OKなんてもんじゃない。俺はAの方を見てニッコリしてみせた。放課後、その街角に時間通りにつくように、そしてアホな男友達に出くわさないように細心の注意を払って、校門を出た。同じ学校から同じ場所に向かうのだから、当然Aが前にいる。しかし声をかけて他の奴らに目撃されるといけないので、俺は回り道をして急ぎ足で待ち合わせ場所に向かった。Aはいた。なぜか二人きりになることは衝撃的だった。「今日は私の家ダメなの」少なからず期待していた俺は残念だったが、俺の家にもオカンも弟もいる。とりあえず川原をあるいて、日曜日に原宿にイクという約束をとりつけた。と、ここまで書いたが、このあとエロにイクにはかなりの期間を要した。折角書いたのだからその後どうなったかも記しておきたい。Aの家も、たまたま親が家に居なかっただけで、普通は母親が専業主婦として家に居る。二人でそんなことを話し合ったわけではないが、俺たちは「普通の中学生カップルとして」あらたにスタートした。今ではこれはよかったと思う。原宿とかで安物の服を買ったり、お金もないので図書館に行ったり、ことあるごとにキスはしたが、そこから先に進むスリルをもう一度味わった。全て若き日のいい思いでだ。クラスではどうしてもそういう感じになってしまうが、もっとあからさまにカップルやっている奴らがいたので目立たなかったし、噂にもならなかったと思う。二人でバージン卒業したのは高校に入ってからだった。Aが「高校に入ったら」というので、俺もそれにしたがった。スレ違いだが、入れるのはかなりの労力を要した。なんせ処女と童貞だ。俺たちは学力にかなりの違いがあった。Aは勿論英語はブッチギリでよく出来るのだが、他の教科、とくに数学と国語がダメだった。アメリカ生活が長いためだろう。Aは帰国子女に特別に門を開いている高校に行かざるを得ない。すなわち、俺たちは別々の高校に進まざるを得なかった。お互いが初めての人になるのも、この違う学校になるがお互いを忘れないための儀式的意味もあった。俺たちは高校2年まで付き合い、多くの若いカップルの関係と同じく、自然と消滅した。俺は今でもAを懐かしく思うし、あの日のことを忘れない。