あゆさん

僕は現在、信州の山間の小さな温泉旅館で、住み込みで働いています。ここで経験を積みながら調理師などの資格を取って、将来的には独立することを目標に毎日を送っているのです。うちの旅館は基本的に、シーズンオフには、オヤジさん夫婦と、地元のパートのおばさんたちが何人かいるだけなので、若い従業員の僕には裏方の雑用が山ほどまわってきます。早朝から昼過ぎまでは息をつく間もなく仕事に追われ、それからようやく2時間程の休憩時間になります。遅めの昼食を済ませた後、いつも僕はその休憩時間に、自分で掃除したばかりの浴場を独占し、ひとりで温泉に入ることにしています。その時間帯は、まだお客様は浴場を利用できない規則になっているのです。・・・前置きが長くなりましたが、実はその温泉で、少し前に僕が体験したことを書かせてもらおうと思います。誰も信じてもらえそうにないので、自分だけの秘密にしておくつもりだったのですが、偶然にもこの掲示板を見つけて、正直に告白しようという気になったのです。あの日、僕はいつものように、休憩中に風呂へと向かいました。うちの旅館には一つだけ露天風呂があって、普段そこはお客様には、時間帯毎に男湯と女湯を指定して利用して頂いています。その露天風呂の入り口の扉に僕が近づくと、まだ入浴時間外だというのに、向こう側から声が聞こえてきました。訝しく思いながらも、すでに裸の僕はタオル一枚をさげて洗い場に入りました。するとその先の露天風呂に、二人の若い女性客らしき影が見えたのです。困ったなと思いましたが一応ルールなので、従業員として注意しなければと近づいていくと、僕に気づいた一人が「キャーッ!!」と凄い叫び声を上げました。しかし、本当に驚いたのは、むしろこちらの方でした。僕の目の前には、その叫び声を上げた女性と一緒に、テレビでいつも見ている人気アーティストの、あゆさんが温泉に浸かっていたのです。こちらから見えているのは横顔だけでしたが、それが紛れもない本人だということは雰囲気ですぐに分かりました。「ちょっと、何なんですか!今すぐ警察を呼びますよ!」手前にいた女性は僕を睨みつけると、いきなり激しくタオルを投げつけてきました。この女性が、あゆさんのスタッフの方だということはその後ですぐに分かったのですが、なるほど不審な男性ファンなどには、こうしたキツイ態度でねつけるよう、事務所もしっかり指導をしているのでしょう。僕はその迫力に押され、尻込みしながらも、「あの、スミマセン、一応ここの従業員の者なんですが・・・」と、かろうじて弁明することができました。すると女性の態度は一変して、「えっ、そうなんですか。わー、ごめんなさい!」と、そのスタッフさんは急に後ろめたそうな素振りを見せました。彼女たちも入浴時間外と知りながら、人目のない時にこっそりと温泉に忍び込んだつもりだったようです。それにしても、まさかうちの旅館に、突然こんなスゴイ宿泊客が来るなんて・・・。スケジュールの変更か何かで、急遽、空いていた旅館に飛び込んできたに違いありません。僕は思わず、「事情もあるでしょうし、内緒にしておきますので、どうぞゆっくりしていって下さい」と言い、さすがにここにタオル一枚の裸で、男の従業員がいてはマズイだろうと、その場をすぐに立ち去ろうとしました。ところが、事態は意外な方向に流れていったのです。それまではこちらを無視するかのように、黙ってお湯に浸かっていたあゆさんが、思いもかけない言葉を発したのです。テレビなどを通じて聞き覚えのある、まさにあのハスキーな声でした。「でも、お兄さんも入ってくださいよぉ、せっかく来たんだし・・・。旅館のお仕事だって、忙しくて時間ないんじゃないすか・・・」「えっ!いや、あのー・・・」僕は戸惑って、タオルで前を隠したまま立ち竦んでしまいました。ところがさらに、「いいでしょ、せっかくなんだし・・・」と言って、あゆさんは一瞬こちらに視線を向けると、隣のスタッフさんにまで、「ねぇ、このお兄さん遠慮してるから、中に入れてあげて」と声をかけたのです。スタッフさんは困惑した様子でしたが、やはり、あゆさんの指示は絶対なのでしょうか、「あの、本人がこう言ってるので、どうぞ入って下さい」と結局スタッフさんも僕を促してきました。何とも言えない奇妙な場の空気になってしまい、この時は僕もホントに複雑な心境でした。しかし気づいた時には、何故か僕は人気アーティストのあゆさんとそのスタッフの女性と、三人で混浴をしていました。念のために言っておきますが、この地域の温泉は鉱泉の真っ白に濁ったお湯が特徴なので、その濁りで水面下の様子は全く見えません。しかし、もともと5〜6人用に過ぎないこの小さな露天風呂の、同じお湯の下に、あゆさんの裸体があることは確かな事実です。その様子を思わず想像し、意識するまいとすればするほど、お湯に隠れたところでは、僕の男としての、肉体の一部が熱く反応してくるのが分かりました。やはり僕もまだ20代の独身の男ですから・・・。同時に、これはマズイと内心かなり焦りました。この状態でまさか彼女達の前に立ち上がることはできません。早く治まってくれと、僕は心のなかで必死に祈るような気持ちになっていました。何しろこのままでは、僕の方から先に風呂を出るわけにもいかないのですから。心ここにあらずの状態で、僕は彼女たちの方に視線を送ることもできずに固まっていました。一番手前に僕、スタッフさん、あゆさんという順に、三人は横に並んで温泉に浸かり、しばらく沈黙のまま外の景色を眺めていました。ちょうど天気の良い日で、晴れわたった空のもと、ときどき吹く風に山の新緑が揺れていました。緊張と困惑で押し黙っている僕の様子を察したのか、不意にあゆさんが話しかけてきました。「いいですよね、こういう田舎も・・・」意外に大人びた、気遣いの感じられる言葉だったので僕は驚きました。やはりテレビなどで仕事をしていても、見知らぬ大人と接する機会が多いのかもしれません。「そ、そうですね。僕も東京から出てきたんですけど、田舎も結構いいと思います。・・・あの、やっぱりお仕事で来られたんですか?」「うん、明日からまた撮影なんですよぉ」あゆさんが話しかけてくれて、少しずつですが、会話が成り立つようになりました。しかし、スタッフさんの方はまだ僕を警戒しているのか、あるいはタオルを投げつけた先程のことで気まずいのか、ただ黙って外を見ているだけです。やがて、あゆさんがスタッフさんに何かを耳うちしました。すると、「スミマセン、私ちょっと用事思い出したんで、先に戻ります」と言って、彼女は急に、湯船から立ち上がりました。僕の視界の隅で白い肌がさっと浮かび上がり、すぐに背後に消えていくのが分かりました。僕は当然、あゆさんもすぐに一緒に出て行くのだろうと思ったのですが、意外にもスタッフさんの後ろ姿に、「あゆはもう少しのんびりしていくんで、よろしく・・・」と声をかけると、彼女はそのまま何事もなかったかのように、お湯に浸かっています。結果的に、僕はお風呂のなかであゆさんとツーショットになってしまいました。そのシチュエーションを思っただけで、僕の下半身がさらに熱く脈打つのが分かります。実際、ちょっと思い切って手を伸ばせば、あゆさんの裸体に直接触れられる距離にいました。しかし言うまでもなく、彼女はうちの旅館のお客様であり、天下の人気アーティストです。従業員として身元も明らかな僕が、どんなに思い切っても、無茶な行動をとれるはずはありません。すると突然、あゆさんが例の落ち着いたトーンで、思いがけない話をはじめました。「あゆもホントはね、いつか今の仕事辞めたら、どこかこういう静かな田舎で、自分でペンションみたいなのをやれたらいいなぁって。密かな夢なんですよぉ。疲れたときとか、よくそんなこと考えながら、将来に向けて頑張ろうって、いつも仕事してるんだよねぇ・・・」毎日スポットライトを浴び、すべて自分の夢を実現しているかに見えるあゆさんでも、自分と同じような夢を抱くことがあるというのです。少なからず驚きながら、僕はこの時初めて、あゆさんの顔をしっかりと見ることができました。しかも彼女の大きな目が、真っ直ぐに僕を見つめているではないですか。・・・うわぁ、ホントに可愛い。思わず息が詰まりそうになりました。それからしばらく、あゆさんは旅館の仕事のことなどを僕にあれこれと尋ねてきました。僕自身、将来的な目標をもって続けている仕事なので、話題に事欠くことはなく、二人の話は意外に盛り上がりました。ところが、その会話がようやく途切れたところで突然、「暑くなっちゃった」とあゆさんが素早くお湯を出ると、小走りでその場を離れてしまったのです。不意の出来事だったので、僕は何があったのかも分からず、あれ、部屋に戻っちゃうのかなと思って後ろを振り返りました。すると、彼女はすぐ後ろの洗い場のスペースで、むこう向きに木の椅子に腰かけ、シャワーを流して髪を洗おうとしていたのです。僕の視線など、まるで気にならないかのように・・・。もちろん、こちらからは裸の後ろ姿がはっきりと見えています。お湯から上がった直後の、あゆさんの小麦色の肌は、露天風呂の外からの日差しで輝いていました。子供のように小柄な後ろ姿ですが、この位置から見える、背中からヒップにかけての曲線は意外に豊かな感じがしました。時折、彼女の背中にシャンプーの飛沫が落ち、滑らかな肌を糸をひいて流れていきます。僕は固唾を呑んで、その光景に見惚れていました。その直後に小さなアクシデントが起きました。髪を洗い終えたところで、あゆさんが蛇口の捻り方を誤ったのか、シャワーのお湯が異常に激しい勢いで噴出したのです。しかも、あらためて左右のどちらに捻り直しても、止まらなくなってしまったようでした。「ねぇ、ちょっと何、これ?」シャワーの水圧は、その間にますます猛烈なものになっていきます。思わず彼女が手を離したことで、ホースが激しく床をのたうちまわり、騒々しい音を立てました。「ねえ、これ、どうしたらいいのーっ!」慌てた様子で、素っ裸のあゆさんが必至に叫んでいます。とうとう僕もタオル一枚で前を隠して、風呂を飛び出しました。結局、シャワーのお湯はすぐに止まりました。定期的に整備していても蛇口の調子が悪くなることは、珍しいことではありません。一件落着して、「ホントにすみません、しっかりチェックしておきますんで」と僕が謝った途端に、すぐ横に座っていたあゆさんが突然ケラケラと笑いはじめました。振り返ると、彼女の視線は真っ直ぐに僕の股間に向けられています。自分ではタオルで隠していたつもりのものが、両手で作業する間に、隠すどころか完全に露わになってしまっていたのです。しかも完全にいきり立った状態のペニスの根元に、タオルが二つ折りにぶら下がっていて、まるでタオル掛けのように彼女の目の前に突き出ていたのです。まさに顔から火が出る思いで、僕は慌てて腰を引き、前を隠そうとしました。ところが、それを逃さず、なんとあゆさんはその熱くなった僕のものを、しっかりと手で握ってきたのです。「えっ!?」僕は息を呑みました。いったい何が起こったのかも分からぬまま、あゆさんの顔を見ると、彼女は僕を見上げて優しく微笑んでみせたのです。「スゴイね、こんなに大きくなってる・・・」絶句する僕に、彼女はさらに甘い言葉を続けました。「お兄さん、独りで住み込みで働いてるって言ってたし、しばらく彼女とも会っていないんでしょ。さっきは、いろんなこと教えてくれたから、あゆからもお礼してあげるよ・・・」彼女の小さな掌のなかで、僕のペニスは大きく脈打っていました。それを片手で握りしめたまま、「ちょっと、待ってね」と、あゆさんは振り返ってシャワーで水を少し口に含むと、もう一度こちらへ向き直りました。そのまま顔をそっと近づけ、握っていた僕のペニスを優しく咥えてきたのです。ひんやりと冷たい彼女の口腔に、一瞬にして包みこまれたその感触が、風呂上がりで火照った僕の全身を駆け巡りました。露天風呂の洗い場という解放的な場所で、僕は棒立ちになって、人気絶頂のアーティストのあゆさんに咥えられていました。それは信じ難い事態でしたが、けれども、もともと裸の若い男女が、ひとつの場所に二人だけでいたのです。ひとたび一線を越えてしまえば、どんな行為に展開しようとも不思議はないのかもしれません。あゆさんは僕のペニスのかたちを確かめるように、口のなか全体に含みながら、やさしく吸ってきました。ときどき頬が凹んで、薄い唇が尖って見えます。僕の視線は、今まさに自分の前に跪いて熱心に口での奉仕に耽っているあゆさんの、小さな顔に釘づけになっていました。それに気づいたのか、あゆさんは伏せていた目を上げると、わざと色っぽい表情を作って僕を見つめてきました。さらにこちらの視線を意識しながら、今度は僕のペニスの起伏を舌先だけで一箇所ずつ順番に刺激していきます。少しずつ向きを手で変えながら、その都度、自分の目で確認するように、チロチロと舐めあげてくるのです。「どこが気持ちいぃ?」あゆさんが甘くハスキーな声で、僕に聞いてきました。しかし、そこで僕が何かを応えるよりも先に、彼女の薄い舌先がちょうど一番気持ちのいい場所をとらえたのです。その刺激の強さに、僕は思わず腰砕けになって少しよろめいたようになりました。「お風呂でのぼせちゃったの?」あゆさんはまだ僕のペニスを握ったまま、僕の顔を覗き込んできます。「ねえ、お兄さん、この下に寝転がりなよ」と言って、僕は床の石畳の上に仰向けに寝かされました。そこでようやく僕も気持ちのゆとりを得て、あゆさんの眩いばかりの裸をじっくりと見上げることができました。小麦色の肌は若さで満ち溢れており、やさしい形の胸には、固く凝縮した感じの乳首が尖っています。そのまま吸いつきたい衝動に駆られて、僕が手を伸ばそうとした瞬間でした。意外にも、あゆさんは素早く体の向きを換えて、なんと仰向けに寝ている僕の顔の方に、彼女の下半身を寄せて近づいてきたのです。すぐ目の前に密度の濃い茂みが現れたかと思うと、彼女はそのままシックスナインの形で跨ってきました。まさに翻弄されるような思いで、僕はすぐにあゆさんが口での愛撫が再開してくるのを感じていました。そこで我に返ると、僕もむさぼるように、彼女の秘密の場所へと顔を近づけていきました。あゆさんの柔らかな部分が、うつ伏せの状態で小さく震えているのを見ると、僕はやはり指を触れずにはいられませんでした。彼女はとても小柄で、幼い印象の体つきにも見えますが、その部分の光景はすっかり成熟していました。薄いデリケートな襞の縁には、部分的に色素が滲んでいるのが見えます。指でやさしく広げてみると、もちろん湯上りということもありますが、内部の血色が本当に鮮やかでした。僕は一瞬、旅館でたまに自分が調理する新鮮な鴨肉を連想したほどです。きっとこれまでには芸能界の凄い大物とも、関係を持ってきたんだろうなぁ、と僕はため息をつくような思いで見惚れていました。しかし、少なくとも今は僕の体を求めて、その奥まった場所からじわじわと潤んできているのが分かります。密度の濃い茂みをかき分け、襞の合わせ目を探ると、そこに埋もれたいかにも敏感そうなクリトリスも、露に濡れたような姿で震えていました。通常では決して考えられない、あゆさんとのこんな状況に圧倒されながらも、僕は少しずつ大胆になって、舌と指での愛撫に没頭しました。「ああ、いい・・・」あゆさんは身をよじるようにして、切ない声を漏らしはじめました。その度に、彼女の可愛いらしいお腹が波打つように動くのが分かります。そんなあゆさんの反応を、自分がひき出していることにたまらない歓びを感じながら、僕は汗まみれになって愛撫を続けていきました。その際にも、外縁にまばらに生えた茂みの名残や、遠慮がちなアナルの窪みの刺激的な眺めが目に入ります。今やあゆさんの全身から発せられている淫らな雰囲気に酔いしれながら、僕の興奮はますます高まっていきました。次第にあゆさんの声が、悲鳴にも似た大きなものになってきました。そして遂に耐え切れなくなったように、「あゆ、もうこれ以上ダメ。早く入ってきて・・・」と言って起き上がると、体勢を換えて僕の上に跨ってきました。ペニスを手に取って合わせ目の部分を探ると、そのままゆっくりと騎乗位の体勢で腰を沈めてきます。熱いぬかるみに吸い寄せられ、僕のペニスはあゆさんのなかに根元まで完全に包みこまれました。「うぅ、んっ・・・」あゆさんは眉をひそめて、少し苦しそうな表情を浮かべています。それでもすぐに自分から激しく腰を使って動きはじめるのだから、女の子の性欲は不思議なものです。動きが一定のペースに乗ってくると、さらにあゆさんは僕の両手をとって自分の胸まで導き、その弾力をしっかりと押し付けてきました。僕は掌でその柔らかな胸の感触を味わいながら、一方では彼女の締めつけに対抗して、思い切って腰を突き上げていきました。「ああ、いいよォ。スゴイ、奥まで届いてるよぉ!」あゆさんは頭を振りながら、泣き叫んでいるかのように声をあげています。しかし、やがて彼女はその体勢に耐え切れなくなり、倒れるようにして僕の体にしがみついてきました。あゆさんは両手で僕の頭を鷲掴みにして、そのまま唇を吸ってきます。口のなか一杯にあゆさんの滑らかな舌の動きを感じながら、僕はその激しさにつり込まれて、思わず彼女の華奢な体を強く抱き締めました。あゆさんはそれでもなお「もっと強く、ギュッとしてよぉ!」と繰り返し訴えてくるので、僕はさらに力をこめて、小刻みに震えている彼女の体を抱き締めていきました。僕はあゆさんの体をそっと抱き起こし、体勢を入れ替えることにしました。今度はこちらから思いっきり攻めることにしよう、彼女もそれを望んでいるように感じたからです。しかし残念なことに、正常位になるには洗い場の床は固すぎて、さすがに彼女の体を痛める可能性がありました。僕が躊躇していると、あゆさんもそれを察したのか、「ねぇ、今度はバックからして」と、自分ら僕の前にヒップを突き出すと、手を突いて屈んだ姿勢になりました。決して大きくはないものの、惚れ惚れするほど形の良いヒップがこちらを向いています。僕はしっかりと両手で掴むと、角度をあわせ、あらためてペニスを彼女に押し入れていきました。「ああ、いい・・・」またしてもあゆさんはすぐに反応し、声を発すると、自分から両腿を寄せるようにして、さらに締めつけてきます。それまで以上の快感に包まれて、これには思わず僕も唸ってしまいました。そのままゆっくりと奥まで進み、少しずつ腰を動かしはじめます。視線を落とせば、あゆさんの透明な液に濡れて光っている自分のペニスの出没する様子がはっきりと見え、ああ、あゆさんと繋がっているんだという実感があらためて湧いてきました。僕はもう一度息を整え、あゆさんのくびれた腰を掴み直すと、ヒップを自分の下半身に打ちつけるように、大きな振り幅で突撃を続けました。「凄いよ。あああ、ダメっ、いきそう・・・」あゆさんは苦痛を訴えるかのように、いよいよ切羽詰った声であえぎはじめました。すると不意に、僕は下腹部の一帯に何か温かいものを感じたのです。そこだけ不思議な温かさに包まれたような、くすぐったい感覚でした。すぐに、これは彼女が潮を吹いたのだと気づき、感動した僕はあらためて結合部を見つめながら、さらに激しく腰を動かしていきます。「ああ、ダメっ、出る・・・」またしても、あゆさんは勢いよく潮を吹きながら、絶頂に達していきました。それを眺めるうちに、いよいよこちらの快感も限界に近づいてきたので、僕はそのことを彼女の耳元に告げました。すると、あゆさんはすぐに自分からペニスを抜き、そのまま僕の足元に跪いて、急き立てられたかのように口で咥えてきました。今度は前回より手の動きを強くしながら、僕を追い込むために最初から激しく攻めたててきます。時折ちらちらと僕の反応を窺ってくる、あゆさんのその表情だけでも、僕の快感は一気に加速し、膨れ上がっていくのが分かります。「ああ、もうホントに、いきそう・・・」果たしてそのまま口のなかに出してよいものかと、僕は無意識に腰を引きかけたのですが、それでも彼女は口にくわえたまま離そうとしません。その代わりに、僕の方を見ながら、さらに動きを速めてきたのです。快楽の波が一気に押し寄せ、眩暈のような一瞬を迎えると、すべてがあゆさんの唇に吸い込まれていきました。もちろん、あゆさんとはこの時以来、一度も会ったことはありません。自分でも、あの日の出来事は、人気アーティストのあゆさんにとって、仕事の合間の、気まぐれなハプニングだったのだろうと思っています。ただ後になって、スタッフの方の振る舞いなどを考え直してみると、意外にこういうハプニングというのも、普段からあるのかもしれないと、ついつい邪推してしまうのですが・・・。