姉好きPartⅡ

14才の夏、大好きなお姉ちゃんが俺の住む町へ遊びにきた。お姉ちゃんから来るなんて何年ぶりだろう・・・俺は期待に胸を膨らませ、お姉ちゃんを迎えに駅に向かった。久しぶりにみるお姉ちゃんは、もう高校を卒業し、大学生になっており、また一段と美しくなっていた。お姉ちゃんは、「背、伸びたね」と言ってくれたけど、まだお姉ちゃんの方が高い。170cm近くあったから・・・今となっては俺の方が高くなったけど、俺にとってはいつまでもお姉ちゃんだ。俺の家は狭いので、お姉ちゃんは同じ町にある俺のばぁちゃん家に泊まることになっていた。残念だったけど仕方ない・・・その日はお姉ちゃんにこの町を案内したりしていた。なにより明日は夏祭りがある。お姉ちゃんは「一緒にいこうね」と約束し、俺達はそれぞれ帰路に着いた。本当は、俺もばぁちゃん家に泊まりたかったが、やはり中学生はマズイだろ、と思っていたし諦めていた。それより、明日はお姉ちゃんと夏祭り・・・そう想うと、その日はなかなか寝つけなかった・・・次の日、俺は早めに風呂に入り、お姉ちゃんを迎えに行った。午後7時、すでに祭りは盛り上がっていた。どちらからと言う訳でもなく、お姉ちゃんは俺の腕を組んできた・・・すごく恥ずかしかった。腕にあたる柔らかい感触・・・風呂に入ってきたのだろう、ほのかな石鹸の香り・・・俺の顔は真っ赤になっていたに違いない。それから俺達は、いろんな屋台をみてまわった。一緒にたこ焼を食べたり、輪投げをしたりと他愛のない事だったけど、俺にとっては初めてのデートの様なものだ。周りからみればまったく釣合のとれてないカップルにしかみえなかっただろう。ある屋台で、お姉ちゃんは俺に時計を買ってくれた。千円もだせば買える様なミッキーマウス柄の腕時計だ。男の俺が持つには、恥ずかしい代物だが、お姉ちゃんが買ってくれた物だから嬉しかった・・・今となってはもう動く事はないけど、その腕時計は今でも俺の宝物だ。それからこの祭りには肝試しがある。こう言ってはなんだが、この町は結構田舎で、古い神社や竹林に墓場まで肝試しのコースにある。お姉ちゃんの目は輝いていた。お姉ちゃんはこういうの、大好きだからだ。俺はこういうの、大の苦手だった・・・でも、もう14才、お姉ちゃんの手前退くワケにはいかなかった・・・肝試しのコースを俺達は進んでいく、と言うか、俺が先頭に立ってだ。怖くて仕方なかったが、お姉ちゃんに少しでもかっこいいとこをみせたかった。辺りはすでに暗くなっており、周りは竹林や墓場がある。そこに仕込みが、呻き声をあげたり、白いマント?を被ってゾンビの様にウロウロしたりと、場所が場所なだけに、かなり恐ろしいものがある。今となっては子供騙しの様なものだが、当時はものすごく怖く、俺は10分もしない内にお姉ちゃんの背中にまわっていた・・・こうして、楽しくて怖かった夏祭りは終わりを迎える事になった・・・俺は思い切って、俺もばぁちゃん家に泊まっていいか、お姉ちゃんに聞いてみた。いくらなんでも中学生はマズイだろ、と思っていたが、お姉ちゃんはすんなり承諾してくれた。両親に電話で、今日ばぁちゃん家に泊まる事を伝えると、あっさり承諾した。少しは疑えよ、なんて親だ!と、今となっては思うが、当時はよくばぁちゃん家に泊まりに行ってたからだろう。家に着いた時には、もうばぁちゃんは寝ていた。老人は夜は早く寝るものだ。朝、俺が泊まっていった事を知っても、ばぁちゃんの事だから、特に驚く事もないだろう・・・その日は11時頃までお姉ちゃんとお話していた。夜も更け、お姉ちゃんはフトンを敷き始めた・・・さて、俺は何処で寝ればいいのだろう?さすがに、もう一緒に寝る事はできない、と思っていた。でも、お姉ちゃんはフトンを一つしか敷かなかった。お姉ちゃんは、「昔はよく一緒に寝たよね」と言ってくれた。俺は嬉しくなって、お姉ちゃんのフトンに入り込んだ・・・久しぶりに一緒に寝るお姉ちゃん・・・暖かくて、良い匂いがする・・・そんな昔の懐かしい記憶を思い出しながら、俺が眠りにつくまで俺の頭を撫で続けてくれた様な気がした・・・なぜか、夜中に俺はふと目を覚ました。時計を見ると午前1時40分頃を指していた。俺は夜中に起きる癖は無い。多分、本能的に解っていた。昔の懐かしい記憶・・・俺はお姉ちゃんのパジャマのボタンをひとつひとつ外していった・・・久しぶりに味わうお姉ちゃんの美しい乳房・・・それはとても柔らかくて懐かしくて、口にくわえ続けた。永遠にこうしていたい、そう思っていた。だが、俺には1つ気になる事があった。下半身が張り詰めた様に痛いのだ。当時、まだ俺は精通を経験しておらず、マスターベーションの意味こそ、友人等に聞いて知ってはいたが、怖くて実行するまでには至らなかった(ちなみに、夢精経験があったかまでは覚えていない)。これまでは、ほっとけば自然におさまっていたので気にしていなかったが、なぜか今日はおさまるどころか、自分の意志とは関係無く、ますます大きく張り詰めていた・・・自分の一番敏感な場所、もし、これをお姉ちゃんの柔らかい乳房に押し付けたら、どうなるんだろう?俺はそんなとんでもない事を考えていた・・・しばらく理性と本能が戦っていたが、結局本能に身を任す事になってしまった・・・おさまる事のないペニスで、俺は恐る恐るお姉ちゃんの乳房に触れてみた・・・今まで経験した事の無い感触が、下半身に伝わった。俺は息を荒くしながらさらに押し付けていた・・・何かが俺の下半身に集まってくる・・・俺の亀頭がお姉ちゃんの乳首に触れた瞬間、稲妻の様な感覚と共に、未知なる液体が吐き出された・・・俺はしばらく放心状態になっていた・・・ようやく、我に返った俺は、最初小便がでたのかと考えていた。でも違う。小便にこんな粘りはない・・・と、そんな感傷に浸っている場合ではない。俺は急いで風呂場でタオルを濡らし、お姉ちゃんの乳房などにかかった液体を綺麗に拭き取った・・・俺は激しく後悔していた。なんでこんな事をしたのだろう・・・決して、してはいけない事だった。今回ばかりは許されない。俺は自分の醜い欲望のために、大好きなお姉ちゃんを汚してしまったのだから・・・そんな時、お姉ちゃんは目をさました。いや、最初から気づいていたのだろう。すべてが終わった・・・でも、お姉ちゃんはそんな俺の頭を優しく撫で、「もう、男の子だからね・・・」と。そして、「これは内緒だからね・・・」と、俺の唇にお姉ちゃんが唇を合わせた。それは、恋人同士のキスではなく、軽く触れるだけのキス・・・俺は泣きながら、お姉ちゃんに謝っていた。そんな俺の頭を、お姉ちゃんは優しく撫で続けてくれた・・・季節は夏、暑い時代に彩られた、俺の小さな思い出話・・・〜終わり