金髪のヒッチハイカー ケリーのその後の続き

え〜っと、ケリーは昨日帰りました。なんだかとても隣がすかすかしてる感じがして寂しいです。帰る前の晩にスマートにかっこ良くなんて思っていたのですが二人とも抱き合ったまま動けませんでした。ケリーはその夜、小さいパーティーを開いてくれました。ちっちゃいケーキとなんかの肉、いろいろ…美味しく食べて、馬鹿な話して夜遅くまで話してました。ふとケンタッキーの故郷の話になり、寒いとか暑い等と話しているとケリーが急に「カエリタクナイ」と言い涙流してます。いつでも帰っておいで、待ってる。うまく表現できません。ケリーが両親に電話しまてます。何時の便に乗るとか、元気か?とか。でおいらに替われと言うのです。通訳するから、と言われ恐る恐る電話口へ…ハッハッハロ…緊張しまくり。両親は今まで有難う、ケリーはまた日本へ行くと言っているのでまた会えるなら会ってもらえないか?この子は昔から活発な子であっちいったりこっちいったりと遊びまわるのが好きな子です。また頑固で一度決めるとテコでも動きません。と言うような事を言われました。いずれケンタッキーにもいらっしゃい。家族一同歓迎するよ。ケリーに替わり、しばらく話して電話を切ります。また少しお酒飲んで、近所に散歩に出かけました。ここで本買った、焼肉食べた、寿司食べた、ここでお茶飲んでこぼした。思い出が短い間だからこそ鮮明によみがえってきます。ケリーは再びうつむきぼそぼそと話してます。ベンチに腰かけなにも言わずに抱き締めました。また会いたい。そして、愛してると告げました。かっこよく、後腐れなくなんてちょっとは考えてはいたけれど顔見て想い出が胸を満たすと言葉は出てきません。ケリーは涙を我慢しながら「ダ〜リンナカナイ、ワタシスグモドルヨ、ウワキシナイデ、マッテテ」。眠れぬ夜を過ごすと次の朝、ついに出発です。成田から直行便はないので、一度シカゴまで出ます。それからはローカル便でのフライト。空港での熱いキッスは皆の注目の的ではずかしいやらうれしいやら…出発時刻が刻々と迫ってきます。浅草で買ったお守りと、おいらが前の晩に書いた英文めちゃくちゃな手紙、両親へのプレゼントを渡します。「バイ!ダ〜リン」「バイ!ハニー」。振り返り手を振る金髪のケリーはとても美しく、自分の視界からは輝いて見えました。その夜、ケリーの残して置いてった物を整理しようと部屋を眺めるとやはり寂しさは隠せません。ベッドに横になるとケリーの匂い。トイレも、キッチンも、部屋全部が彼女の匂い。気を紛らわそうと地震関連のニュースを見ているといつの間にかzzz夜中、電話で目が覚めます。ん?誰だよ!こんな時間に!「はい?」「ハ〜イ!ダ〜リン?ゲンキ?ナイタリシテナイデスカァ?」空港についたケリーでした、相変わらず無計画なのでローカルダイヤを調べてなかったらしく、空港で寝るとかぬかしてます。電話が、声がすごく嬉しく、これから毎日電話すると言ってききません。すぐ日本に行く!とは言いますがいつになるかはまだ解りません。来る時は航空代金さえ出してもいいと思ってます。また、預金通帳とにらめっこしている自分も居ます。ケンタッキー遠いなぁ〜まだ先ですが、この愛しい気持ち忘れずにケリーと前向きに付き合っていきたいと思います。メールだけではなく、電話もあるので、声だけは聞ける嬉しさはあります。これから会いたさが募る日々が続くとは思いますが、我慢せずに愛情を表現していきたいと思います。他スレからもしくはこのスレから見守ってくださった方々ありがとう御座いました。また何かあれば発言させてください。