下校途中で

最終的には冬に目撃した出来事を話したいと思ってます。(思い出しながら書くので、矛盾してるところもあると思う)目撃したのは「彼女が襲われていた」こと。俺(当時中2)の彼女K(〃)は、頭・性格・顔・スタイルすべてマル。ちょっとぬけた所もまた可愛かったりする子。俺はまぁ普通って感じ、でも身長はみんなと頭一個分くらい差があった。俺等は小4・・・ぐらいに出会った。最初はあんまり喋らなかったけど、少しづつ話していくうち共通点がたくさんあることに気づきありえないぐらい話していた。小5にもなると仲良すぎて、はやし立てられることもしばしば。俺は正直Kの事スキだったし別に嫌とは感じなかった。小5の秋。Kがある男(X)に告白されたと噂がたった。Kに聞いてみると、K「うん・・・・まぁ。」俺「で?」K「『で』??」俺「どうしたん?」K「え、だって好きって言われただけだよ?どう答えればいいのか分かんない。」俺「まぁ確かに。言われてみればそうだ」K「でしょ?」その話題についてはこれだけしか話さなかった。その日はクラブがあり、帰るのが遅くなったから急いで帰ろうとすると玄関にKがいた。喋りかけようとすると、Kの目の前にXがいたのに気づいた。K「なんでいるの?Xのクラブだったら、この時間とっくに終わってるよ?」X「聞きたいことあったから」K「なに??」X「俺のことどうおもう?」K「え・・・?」X「だから・・・好きか嫌いか」『俺普通面と向かっていうか〜?』K「・・・・・・・・」黙りこくってしまった。ものすごく静かな空気を一瞬にして壊したのはKの友達。「ねぇK〜!早く〜!塾遅れちゃうよ〜!」K「ゴメン〜!今行く〜!じゃあね。」X「え・・・あぁ」Xが残念そうに下を向いて「はぁ・・」とため息をつき、顔を上げると俺と目があった。気まずくなったからその場からそそくさと逃げた。Kに告白したのはXだけじゃない。5人以上は確実にいる。俺も家に帰ってため息か出た「もてる人」が俺なんかに「好き」と言うか。俺の中での問題だった。小6になっても相変わらずはやし立てられたが、その頃はもう「カップル」的な扱いになっていて、みんな「もうお二人の中は認めた」といわんばかり。小6の夏。お互いに「好きな人は誰か」という恋愛話も持ち出し始め、『これはイイチャンスかも』と思っていた。それは冬まで続けられ、1月。何かのきっかけでお互いがお互いの事を好き=両思いという事が判明した。やっぱ俺はガキで喜ぶ以外の何もしなかった。しかし、もうすぐで卒業で中学は同じかもしれないけどクラスはバラバラになるかもと思うようになり、不安が出てきた。絶対中学でももてる!そう確信した俺は、Kに「付き合わない?」と言った。付き合っていたら「彼氏がいる」ということで誰も告白しないかもしれないと思っての行動。K「どこに?」今時めずらしい反応をする子もいるもんだ。俺「その『付き合う』じゃなくて『恋人になる』のほう」K「え!?・・・・あ分かった!何かの罰ゲームだ。なるほどなるほど」俺「おめぇ何勝手に納得してんだよ。本気だぞ?俺は、マヂデ。お前の事すきやから。」これが、初めてKに「スキ」という単語をいった時。Kの顔は見る見るうちに赤くなっていった。K「本気ならね・・・・」俺「やった!え?マヂ!マヂやろ?な!」幸せになった俺等(?)は、予想通りクラスは離れ、Kはもてもて。+元々俺は運動部、Kは文化部だったから帰る時間帯も違うしKは塾にも行っていたから一緒に帰ることも出来なかった。でも毎日会ったし、電話もしていたたから「別れる」という結果には至らなかった。〜ここから本題〜ある日、たまたま俺等2人とも部活が休みに+Kの塾が休みとなりデート(っつっても公園でお喋りするだけ)をしようと言うことになった。何故一緒に帰らなかったかと言うと、「デートするにあたって」を友達と相談したかったから。俺も男だからそれなりの気持ちはある。ドキドキしながら待ち合わせ場所へ行った。Kがいない。いつも時間通りに来るはずなのに何でいないんだろうと思うと後ろの草むらから声が聞こえた。「離して!んっ・・・いや!!」なんやろうと思って近づくと・・・・Kが横に倒れてて、頭の方にはすでにズボンのチャックを降ろした男が、足元にはまだ服をちゃんと来てる男がいて、前者はKの首元から手をいれ直接胸を揉んでいて、後者はKのスカートの中に頭を突っ込んでいた。あまりの光景に言葉を失い、立ちすくんでいると、足元にいた男が「もうそろそろいいだろ」といって立ち上がったので、俺は見付からないように物陰に隠れた。Kは「いやだ!ヤダ・・離して!ヤメテェ・・・・・」と涙ながらに叫んでいた。俺は夢中で「おい!お前等!」と大声で言いながらKの元へ走った。「うわ!ヤベ」という顔をしながら男達が逃げようとしたが俺は捕まえて「お前等なにしとれんて!謝れや!」というと意外にも「ゴメンナサイゴメンナサイ」とくり返しいうもんだから「もう絶対すんな」と言葉をかけて、男達を背中にKに「大丈夫か」と言った。そしたら後ろからものすごい勢いで「なめんなや!」とさっきの男達が俺の襟をひっぱり、俺は両手両足をロープで結ばれ口にはガムテープが貼られた。「なめるなクソガキ!」男達はそういいはなって、「さぁ、続き続き。」とまたKを襲い始めた。数分経って俺の方を振り返り「見てろ。彼女のHシーンを。残念ながら処女じゃないけどな笑」ガムテープで何も言えない俺を見て笑い、男の一人(足元にいたヤツ)がズボンのチャックをおろし、バカデカイブツをKの足の間に入れた。Kは痛い痛いとつぶやいていた。その姿が今でも脳に焼き付いていて離れない。全部入ったのか、男は「はぁ・・・やっぱ気持ちいいな。動くぞ!」K「いや!いっつ・・・・・いや!もうヤメテ!ん・・・・・・」男「こいつ締まりよすぎ!ん!もうだめ!イク!・・・・・はぁ・・・」Kの中で果てた。Kはもう抵抗する力も、抵抗する声さえ失っていてその後2人の男に代わる代わるされても何も言わなかった。俺はその状況を真横からみてて、助けてやれなかったことを一番悔やんだ。男2人がその場からさってったあと、Kは涙を拭き、身なりを整えよろよろと俺のトコに歩いてきた。助けなかった俺に「ありがとう・・・・・」とかすれる声でいって、ロープ・ガムテープをハズしてくれた。K「ごめんね・・・・ごめんね・・・・嫌いにならないで・・・・・・」と涙をこぼしながら俺に訴えかけた。俺は「ううん。俺の方こそゴメン・・・もっと力があったら助けられたのに・・・ごめんな・・・・」とKの頭をポンポンとたたき、撫でた。抱き締めたかったけど、(キスもしたかったけど)やっぱりこの状況でするもんじゃないし、止めた。K「ホントにありがとう・・・・」このあとKは別の県に移り、男性には近寄れなくなったものの友達が大勢出来たと喜んでいた。学校も楽しいと。俺は毎日かかさずメールをして支えながらも同情はせず事件の事には触れないようにした。事件直後一応警察にも行こうとしたけど、Kが「みんなに知れるのが嫌だ。もし警察に行ったことがばれたらまた・・・」と言うので止めた。高2になった今でも相変わらずメールは続けてるし、時たま会っている。前よりは2人の距離は離れたし、Hな事も出来ないけど、Kは元気だし少しづつ昔のKに戻りつつあった。その少しずつ変わっていくKを見るだけで楽しかった。