友情かそれとも・・・

大学2年生のときの話です。地方のさえない大学に通っていた俺は、ほとんど酒、バイト、女遊び、マージャンが9割のまったくだらしない生活を送っていた。2年になった俺はそんなだらしなくどうしょうもない大学生活をなんとかしようと、友人のリョージとサークルをつくった。サークルはキャンプや旅行になんとなく行くという、まったりとしたものだったが、以外や以外、そこそこ楽しく、そしてだらしなく大学生活を過ごしたいという輩が結構集まった。それに新入生の女の子が多かったのはうれしい誤算だった。とりあえずリョージに部長、俺に代表というよくわからない役職をつけサークル活動はスタートした。サークル活動は順調で、しかもリョージはサークル内でも1、2を争うかわいこちゃん新入生のミカをゲットした。俺と正反対で、ギャンブルも女遊びもせずまじめだったリョージは、ミカにもまじめにアプローチし、そして素直に思いを伝え、付き合うようになった。大学に入って初めての彼女だった。ミカは地元の田舎の高校出身で、やせ方で顔は常盤貴子似(最近で言うと綾瀬はるかかなぁ)、都会っぽい外見と田舎のゆっくりとした話し方のギャップが魅力的なかわいい女だった。田舎で育った、すれてない無垢な感じの性格はまさしくリョージのタイプだった。しかし、ミカは大学生活に慣れるにつれ変わっていった。コンパだとか、イベントだとか、そんなことに興味を持ちだし、2ヶ月もすると田舎っぽさは抜け、なんだか俺からすると逆に魅力のない女になっていった。ミカははじめ、まじめで誠実な性格の部長をとても好きだったようだが、次第に物足りなさを感じて始めているようだった。学祭がはじまる頃には、リョージとミカとの間は相当悪くなっていた。いろいろ遊びたいミカと、なるべく2人でいたいリョージとの間ではけんかが絶えなかった。サークルは学祭の準備で盛り上がっていたが、ミカとのことで部長はさえなかった。それでも、部長はなんとかみんなを引っ張って我らのサークルは初日の出店を成功させた。その次の日、事件は起こった。仲のよかったリョージと俺の仲を引き裂く事件だ。おれは、サークルでの学祭1日目の打上げの後、バイト仲間とバーで朝まで飲み明かし、自宅のワンルームマンションに戻った。ベッドに入って眠りかけたころ、玄関で何か話声がしているのに気付いた。どうやら誰かが話しているようだ。俺の部屋は大学から徒歩30秒という立地もあってか、サークルの仲間やバイト仲間のたまり場となっており、ドアの鍵は自分がいるときはいつも開けっぱなしだった。すると「勝手にしろっ」という大声とともに玄関のドアの閉まる音がした。びっくりして玄関に行くと、何故かミカが座り込んでいた。大声の主はリョージだったみたいだが出て行ったようだ。俺ん家の玄関かその前の廊下でケンカしていたようだ。黙って玄関に座り込んでいるミカの横に俺は立っていたが、彼女はしばらく顔を上げなかった。そして、「あの〜」と俺が声をかけた瞬間、ミカはすっと立ち上がったと思ったら、部屋の中へとズカズカと入っていき、俺のベッドの布団の中に入ってしまった。ふて寝だ。「あのー、俺さっきまで起きてたからすごい眠いんですけど・・・」「・・・・・・・」やっぱりふて寝だ。まったく俺の言うことを聞かない。眠さもあってか俺も段々腹が立ってきた。「おい、なんか知らんがとりあえずリョージに連絡するぞ」と言ったらやっとむくっと上半身だけ起き上がってきた。「ごめんなさいヤマ先輩(俺)、りょーくんには電話しないで。しばらくしたら出て行くから・・・」ちょっとミカは涙ぐんでいた。なんか分からないが、ちょっとかわいそうな気がしたので俺はとりあえずほっておくことにした。とりあえず、ミカを寝かせたままにし、俺は床に座りベッドにもたれながらTVとAERAを交互に見ていたが、やっぱり眠くなり、うとうとしていた。すると左肩になにかを感じ、びくっとして起きるとミカが俺の左肩を撫でていた。というかたたいていた。「ごめんなさい、場所をとっちゃって。それにしても学校に行かない割に、なんかかっこいい本読んでますね」「あー別にいいよ寝てて。アエラか。別にカッコよくないよ。実家で親父が新聞と一緒にとっていたから昔から読んでんだ。それはそうと一体・・・」と言って、俺はリョージと何があったかミカに聞いた。いろいろと話したがつまりはリョージのことは好きだが最近束縛がきつくて困っているとのことだった。もっとみんなでいっぱい遊びたいし、飲み会の後に誰に送ってもらったとか、いちいち細かいことをリョージに報告するのも面倒だとも言っていていた。家庭教師のバイトの時にいつも送り迎えしてくれるのも、初めはうれしかったが、最近はその後の行動がしばられるので嫌だとか。俺はありきたりだが「それだけ愛されているってことだし、それにリョージみたいないい奴は他にはいないし、やっぱり少しミカがゼイタクになっているだけじゃないの?でも、まあ、束縛されているっていうミカの気持ちも分からんこともないので、リョージにはヤンワリと言っとくよ。まあ、気楽にやれってな」てなことを言った。ミカは黙って聞いていてそして「ありがとう、先輩」と言ったが、なんか様子が変に見えた。そして、こんなことを言った。「そういえば先輩って、長い髪の女の人はキライなんですよね。ってことは私もタイプじゃいってことですよね。変な理由でしたけど・・・」俺はドキッとした。そしてヤバイと思った。確かに俺はサークルの飲み会とかで、「長い髪の女は苦手だ」と言っていた。そしてミカの言った「変な理由」とは「長い髪の女に口でしてもらうとき、腿や腹に髪の毛が当たりくすぐったいからな」とよく酒を飲んで言っていたことだ。そんなことをミカが小悪魔っぽく俺に言ってきたことに驚き、そして少しドキッとした。そしてミカはなんとなく、イクナイ?ことを考えているような顔をしていた。ミカは少し前から好き嫌いは別にして俺に興味があったようだ。確かに地元の田舎の高校出のミカにとって、都会出で軽い感じの俺のやること言うことについて気になっていたのだ。直感的にやばいと思った俺は、ミカに「そういえば、1年は店(サークルの出店)の当番だろ、俺は風呂入ってから顔出すから、先に行ってろよ」と言い何とかミカを部屋から出そうとした。ミカは行きたくないようだったが、しぶしぶ「じゃあ、行きます。でも絶対きてくださいね」といいつつ立ち上がった。「リョージにあったら、謝っとけよとりあえず」といって俺はミカを送った。俺はシャワーを浴びながら、考えていた。「このままだとリョージとミカはイカンな・・・。それよりもあのミカの悪戯っぽい顔つきとしゃべり方、なんだなかなぁ・・・。しかし、つれの彼女に変なことを考えたらいかんよなさすがに・・・。でもミカもだいぶ色っぽくなったよなぁ・・・。」てな感じで。そして俺が頭をふきながら部屋に戻ると、ミカが部屋にいたのだ。俺はマッパだったミ「キャッ」俺「あっ、jはおうじゃおt」あまりにびっくりしたので俺はタオルでチンこを隠しながら、ユニットバスに戻ってしまった。「おいっ、お前行ったんじゃなかったのか」「・・・・・」「ちょ、ちょっと待ってくれ・・・」俺はかなり動転していたが、気を取り直し、バスタオルを巻いて部屋に戻った。ミカはクッションに顔を押し付けていた。「もう大丈夫だよ」と言ったら、ミカは顔を上げたが、タオルを巻いただけだったからか、またクッションに顔をうずめた。「お前の後ろの棚にトランクスとか入ってんだよ・・・」というと、クッションを持ったままミカはソファに移った。ミカは俺のほうを見ていたので、「ちょっとパンツはくから向こう向いてろよ」と言った。ミカは頬を赤らめているように見えた。続きは後ほど・・・