友情かそれとも・・・(続き)

とりあえず、俺は短パンとTシャツを着た。頭はチンコ見られたことでいっぱいだったが、ビールを飲んで気を紛らせようとした。ミ「昼からビールですか・・・・」俺「そんなことよりなんで出店いかなかったの?他の1年生みんながんばってるんじゃないのか」ミ「やっぱ行きにくくて・・・・」俺「リョージがいるからか?でもリョージも心配してると思うよ。」ミ「・・・しばらくしたら行くのでもう少し居させてもらっていいですか。もう少しだけ・・・・」俺は頭の中で考えていた。ミカは本当にリョージに会いたくないのか、それとも俺と一緒にいたいのか。俺の頭の中はむちゃくちゃになっていた。ミカのいたづらっぽい言葉やチンコを見てしまったときのかわいいしぐさ、つれの彼女であることを忘れ、俺も正直ミカが気になっていた、というか心を奪われ始めていた。「本当にもう少しだけだぞ。次にまた戻ってきても知らんからな」俺は本当は嫌でもなんでもなかったが、とりあえずそう言った。しかし、ミカはやっぱり何か変だった。「先輩の足ってすごいですね。女の子の腰くらいありそう・・・」とか言い出した。確かに俺の足は太かった。高校のときラグビー部だったせいもあって。そしてとうとう、ミカはイクナイ?ことを言い出した。「ひざ枕してもらってもいいですか?」「いいわけないだ・・・・」と言い切るまえに、ミカは俺のひざに頭を置いた。でも俺にはもう拒否る気持ちといか、いい人ぶる気力がなかった。そして、ちょっとケツが痛いからといいつつ、ソファに移動しそのままミカをひざまくらしていた。俺「硬くて気持ちよくないだろう」ミ「そんなことないですよ。ちょうどいいです。」そんな会話をしながらその状態で俺とミカはテレビを見ていた。というか俺について言えばテレビを見るふりをしていた。俺はその状態でこのままどうだるのだろう?っていうかどうしちゃおうなどと考えていた。しかしやっぱりリョージのことが頭にもたげてきた。そして、もう一つ問題があった。俺は少し前から、サークルの1年生のマミと付き合っていたのだ。ちなみにマミはミカと同じ高校の出で、しかも高校時代バレー部で一緒だったのだ(それ程仲がよさそうではなかったが)。俺がマミと付き合っていることは、サークルでもリョージしか知らないはずだった。ただし、リョージがミカにしゃべっていたかは分からなかった。ミカは知っているんだろうか?。知っててこんなことをしているのだろうか。俺はリョージのことよりもそのことが気になりだした。しかし、マミのことを考え出しで正気に戻りかけて俺にミカはまたイクナイことをしだした。俺のひざを撫で出したのだ。「ほかは生えてるのにこの辺は生えないんですね」そういいながらミカは俺のあし毛の無いひざの内側を触っていた。俺「そりゃおまえ、全部毛だらけだったら気持ち悪いだろ」ミ「確かに。あっ・・・」俺はミカに足を触られてボッキしてしまっていた。それもミカの顔のすぐそばで。むくむくっと起き上がってきてしまったのだ。そこからはもうミカは恥じらいも薄い、いたずらっ子になってしまった。ミカ「なんか、変な風になってますよ」俺「・・・・おいちょっと待て!」ミカは俺のチンコを短パンの上からさすりだした。ミ「気持ちいいんですか?先輩・・・」この時点で俺はリョージもマミも人としての正義感もなくなっていた。ひたすらミカのされるがままだ。ミ「ちょっと見てもいいですか?」俺「見たかったらご自由に・・・」俺は、余裕ぶるのに精一杯だった。正直、ミカが短パンの紐をほどいて、ズボンを下ろしているときなんて、今までたくさんHをしてきた中でもまったく経験のないくらい、ドキドキしていた。そして、俺のカチンコチンのチンコがミカの顔の前に姿を現したときは、もうすでにはずかしいくらい亀頭がテカテカに濡れていた。ミカは亀頭のさきっちょやカリの部分を人差し指で、先走り汁をのばすように撫でた後、小さな手でゆっくりとしごき始めた。バレー部だったのにミカの手はいままでに見たことがなくらい小さく、そしてきゃしゃだった。小さな手で握られている。そのことがやけに俺を興奮させた。俺はすでにソファの上に仰向けになり、目を閉じ快感を味わっていた。ちらっとミカをみると何か一生懸命というよりは楽しんでいるようだった。しばらくするとやわらかいものを感じた。そしてすぐ亀頭が温かく包まれた。俺はフェラをされるときの、このパクッという一口目がこの上なく好きだが、ミカにしてもらっときのそれは、さらに格別のものだった。「くすぐったいですか、髪の毛」ミカは髪をかきあげながら笑って言った。「別に大丈夫だよ」っていうか、俺はまったくそんなこと感じなかった。ふと見たときのミカが大きく口を開けて俺を含んでいるときの横顔がたまらなエロく感じた。うまさ云々は別にして、今までで最高のお口だった。おれはそのままでもイキそうだったが、ミカのわきに手をいれ、胸まで引き寄せ、そして体を入れ替え、ミカの上にかぶさった。そしてキスをした。ミカも俺も夢中だった。普段なら俺はお口をしてもらった直後にキスをするのはとても嫌だったが、このときはまったく気にならなかった。そしてミカの首すじにキスをするとミカは「あっ・・・」という声を漏らした。Tシャツの中に手をいれ、ダブルホックのブラを片手ではずすと「なんか、うまいですね。さすがって感じ・・・」と言った。「まあ、百戦錬磨だからな」センスはないが、それが今回、俺の唯一の遊び人っぽい余裕の一言だった。ミカのかわいい胸は適度に弾力があり、小さめだがとてもよい胸だった。なによりも抱き合いながら触れ合う肌の感触、俺の背中をギュッと抱こうとするミカの手、かすかなミカの息づかい、ベッドのきしむ音、微妙に明るいカーテンを閉めた俺の部屋・・。他の女とのHではほとんど気にもしなかったことが、俺の気持ちを高ぶらせていた。そしてツンと立った小さな乳首を舌で転がしながら、ミカのジーンズのボタンをはずしたときミカが言った。ミ「最後までしちゃうんですか・・・?」俺「ダメなの?ゴムならあるよ」ミ「いや、っていうかそれなら一応心の準備が・・・」俺はその言葉を聞いて、起き上がった。俺「やっぱリョージのことが気になるのか?」ミ「いや、そう言うわけじゃないの、気にしないで」とミカは言い、首に腕を回し俺を引き寄せキスをしてきた。そして「はじめてなの・・・」とミカは言った。俺は反射的に起き上がり、ベッドを出てソファに座った。ミカはしばらくベッドから俺の方を見ていたが、俺の横に座り腕をつかんできた。「やっぱりはじめてって言うのは引いちゃいますか?」彼女は少し悲しそうに俺の顔を下から見上げ言った。そうじゃなかった。ミカがただはじめてなだけだったら俺はなんの躊躇もしなかったろう。俺は「はじめて」という言葉聞いた瞬間、正直びっくりしたが、それはリョージとそんなことはしていると思ってたからだ。俺が躊躇し、我に帰ったのはリョージが当然初めての相手になるものを、親友であり、しかもミカの友人であるマミを彼女に持つ俺が奪おうとしていたことがパッと頭の中に出てきたからだ。俺は我に帰って、呆然としていた。よく考えたら、俺はさて置きまじめなリョージが数ヶ月間ミカに手を出さないなんて容易に想像できることだ。もちろん、リョージとミカがすでにしていたとしても許されるわけでは決してないのだが。そして、最後までしなかったといって許されるわけでもない。黙り込む俺にミカは「ごめんなさい、なんか私・・・」といい声を詰まらせていた。いつもおちゃらけている俺が急にまじめに黙り込んでいるのを見て、ミカは少しびっくりし、悪いことをしたと感じているようだった。「いや、別になんともないよ。でも今日はさすがにサークルにはいけんだろう。とりあえず送ってくよ」と言い、俺はミカを家まで送った。次の日から俺もミカもとりあえず、普通にサークルに出た。リョージは「昨日はすまんかったな。ミカを家まで送ってくれて・・・」と話していた。ミカはさすがにリョージには言ってないようだった。しばらく寝せてもらって、やっぱりサークルには出たくなかったので送ってもらったとリョージには話していたようだ。しかし、学祭も終わり次の週の部会(サークルのミーティング)が終わった後、リョージは俺に話したいことがあると言ってきた。「学祭の時からミカがどうもおかしい。お前んちに行った時何か言ってなかったか?」俺は「特に何も言ってなかったよ」と言うつもりだった。しかし、あの事があってからいろいろ悩み、マミともうまく接することできなかったため、楽になりたいという気持ちもあって正直に全部話してしまった。俺は殴られてもいい覚悟はしていた。しかし、リョージはずっと黙ったままだった。そして最後にこう言い部室を出て行った。「俺ばかりでなく、マミちゃんも傷つけたんだ。お前は最低な人間だ。」まったくその通りだった。俺はリョージがミカを好きになったとき、いろいろと相談に乗った。女の口説き方とか、デートの作法だとかかっこつけたことを教えたが、結局リョージはリョージらしくまっすぐに思いを伝えミカと付き合うことができた。そして、実は俺がマミを好きになったとき、逆にリョージに相談に乗ってもらった。マミは俺と真逆のおとなしい性格だった。しかも体目的で口説くことはできても、まじめに女を好きになったことも、告白したこともなかった俺は、リョージに相談し、リョージの進言により勇気を振り絞って正攻法で「付き合ってくれ」と告白した。はじめマミはとまどっていたが、「はい」と返事をしてくれた。マミと付き合うことになったとき、昔の俺の女に対する悪行をしっているリョージは「マミちゃんにまでいままでのようなことは絶対するなよ。もしマミちゃんを泣かせたら俺はお前を見捨てるからな」と言っていた。そう、俺は見捨てられたのだ。俺はそれから学校にもサークルにも行かなくなった。しばらくは学科のつれやサークルのメンバーなんかが家に来てくれたが、いきつけの雀荘でバイトを始め、家にも帰らず雀荘やバイトのつれの家で寝るようになってからは、大学の連中とはほとんど会わなくなった。マミとはしばらく会っていたが雀荘生活になってからはそれもなくなっていった。また、元のだらしない生活に戻っていったのだ。本当にまったくだらしない生活だった。それからしばらくして、俺は雀荘のメンバーをやめ、カラオケボックスでバイトを始めた。バイトは変わっても生活は変わらなかった。しかしある日、突然バイト先にリョージが来た。あの件以来あってもなかったし、話もしてなかった。リョージは話があるのでバイトが終わるまで待ってると言った。俺は何の話か検討もつかなかった。バイトが終わり、駐車場に止めてある俺の車にリョージが来た。車の中でリョージは話そうと言った。そして唐突にリョージは言った。リ「とりあえずサークルに戻ってこいよ」俺「・・・」リ「心配するな、俺とミカはうまくいってる。それに、マミちゃんが心配してるぞ。毎日ようにマミちゃんから電話がかかってくる。あの事ならマミちゃんも知らない。ミカにも口止めしてある。俺は本当は許したくないがお前を許すことに決めた。とりあえず来週の部会に来いよ。」俺「・・・」リ「じゃあな、絶対来いよ。みんな待ってるから。」車に残された俺は大泣きした。やっぱりリョージはいい奴だった。おれは一言も謝ってないのに、リョージは俺やマミの心配をしていてくれた。マミも俺のことを忘れずに好きでいてくれた。そんなことも知らずに俺は・・・・。本当に自分が情けなくて、またリョージとマミの心の大きさを感じずっと朝まで泣いていた。それから俺は学校、サークルに復活した。みんな温かく迎えてくれた。当然のように留年してしまったが、なんとか5年で卒業した。リョージとミカはミカが卒業する寸前に別れた。リョージは大学院の1年生だった。長く続いた2人は俺もサークルのみんなも絶対結婚すると思っていたが、そうはいかなかった。まあ、大学時代の恋愛なんてそんなもんだ。俺とマミは途中で1度別れたが2年半くらい付き合ってそして別れた。はずかしい話だが俺の浮気が原因だ。結局俺は誘惑に弱いのだった。今はみんな卒業し、俺もリョージも社会人として過ごしいる。俺もリョージも彼女がいてお互い結婚する予定だ。もちろん今でも親友だ。教育学部だったミカは地元の中学校で教師をやっているそうだ。昔の俺みたいなヤンチャな生徒を誘惑して遊んでいるのだろうか。マミはもう結婚して、2児の母らしい。俺の次に付き合った大学時代の彼氏と結婚したようだ。実はマミが結婚する前、俺の地元で1度だけ会ったことがある。ミカとのことについて、マミは最後まで知らなかったと思っていたが、実は知っていたそうだ。一度俺とマミが別れた時期に、高校の同級生伝いに聞いたらしい。つまり、ミカが高校のつれに言って、そこからマミの耳に入ったのだ。でも、よりを戻した後もそのことをマミは俺に話さなかった。そのことを聞いたら、「別に深い意味はないよ」とマミは言った。マミは「ミカとのこと以外にもゆう君(俺)には随分傷つけられた。でも教えてもらったこともたくさんあるし、ゆう君と付き合ってたから今の自分があると思ってるので感謝してるよ」と言った。結婚前で幸せだったから言えたことかも知れないが、正直とてもうれしかった。今振り返ると、くさい友情話でしかないようにも思えるが、リョージが戻って来いよと言ってくれていなかったら、俺の今も今後の人生もまったく変わっていたと思う。少なくとも大学はやめていたはずだ。確かにリョージは俺を救ってくれたのだ。本当に感謝している。でも、リョージやマミには悪いが、あの時マミと最後までやりたかった・・・と今でも思ってしまうんだなこれが・・・